今回は、「ノンコメドジェニックテスト済み」について解説したいと思います。
ノンコメドジェニックとは
化粧品のパッケージに「ノンコメドジェニックテスト済み」という文字が書いてあるのを見たことありませんか?
non-comedogenic
読み方:ノンコメドジェニック
意味:ニキビができにくい;毛穴を詰まらせにくい
コメドとは、簡単にいうと白ニキビのことです。
白ニキビとは黒ニキビや炎症を伴う赤ニキビの初期段階(ニキビのもと)で、
毛穴に乾いた皮脂や角質が溜まっている状態のことをさします。
つまりノンコメドジェニック化粧品とは、ニキビのもとができにくい化粧品という意味です。
ノンコメドジェニックテストとは
「この化粧品はニキビのもとができにくい」というのを証明できるテストのことです。
具体的には、このような内容です。
1.比較的皮脂腺の多いヒトの背中にテストする製品を塗布(一定期間繰り返し)
2.組織学的検査でコメドの有無を確認
3.皮膚科医が最終評価をする
塗布回数や期間などテスト内容の詳細はメーカーごとに異なります。
この試験をクリアした製品のみ「ノンコメドジェニックテスト済みという表示ができます。
全ての人にとってニキビができにくくなるとは言えませんが、
化粧品を選ぶ上で少なくともニキビができるリスクを減らせる選択だと思います。
※あくまでもニキビのもとができにくい処方の化粧品という意味なので、使用したらニキビが治るわけではないので注意してください。
ニキビになりにくい処方
化粧品の中には「ノンコメドジェニックテスト済み」とは別に、
「ニキビになりにくい処方」
「ノンコメドジェニック処方」
と行った表示もあります。
このような表示の場合は実際にヒトでテストはしていないけれど、ニキビになりにくい成分だけで作られているということを表します。
化粧品に含まれる成分の中には、優れた保湿機能をもつ反面、毛穴を塞いでしまいコメドを誘発してしまう成分もあります。
※メーカーによってはノンコメドジェニックテスト済みでも、買う人にわかりやすく「ニキビのもとになりにくい処方」と表記しているケースもあります。
このような表記も、ニキビ予防の観点では化粧品を選ぶ指標にして良いと思っています。
最後に
ノンコスメジェニックテストは、化粧水などのスキンケア製品以外にも、化粧下地やファンデーション、コンシーラーなどベースメイクコスメでも行われています。
ぜひ化粧品を購入する前にはパッケージやHPを確認してみてください!